浦添市、名護市、南城市、八重瀬町、宜野座村との「高齢者みまもり共同実証事業」の実施および協定締結について
~ 世界最先端のWi-Fiセンシング技術を活用した、カメラやマイクを使わない 〈やさしいみまもり〉 ~
浦添市(市長:松本 哲治)・名護市(市長:渡具知 武豊)・南城市(市長:古謝 景春)・八重瀬町(町長:新垣 安弘)・宜野座村(村長:當眞 淳)の5市町村と、株式会社おきでんCplusC(代表:仲程 拓、以下CplusC)※1は、高齢化の進展に伴う自治体の高齢者みまもり等にかかる業務負担の増加や、高齢者のみまもりを行うご家族の時間的・経済的負担の増加という社会課題を解決し、高齢者がいつまでも元気で笑顔に満ちた暮らしができる社会の構築を目指して、緊密に連携・協力して共同実証事業を実施することとし、協定を締結いたしました。
急速な高齢化と若年労働力の不足が社会課題となる中、沖縄県内においては、単身高齢世帯が全国平均を上回るペースで増加し、離れて暮らすご家族の懸念と地域支援の負担が増加しております。
CplusCの提案する「新しいみまもり※2」では、最先端のITテクノロジーである「Wi-Fiセンシング技術+AI」を活用して、人が訪問するこれまでの方法では実現できなかった“地域全体の高齢者を常にみまもる”体制の構築を目指しています。今回の実証事業では、自治体とCplusC、自治会等の地域組織が協働・連携し、ITを活用した「新しいみまもり」体制における、情報連携・伝達・訪問駆け付け等の仕組みの有効性を確認します。
今回の締結により、CplusCは沖縄県内9市町村と協定締結のうえ、新しい取り組みを行うこととなり、沖縄県内の単身高齢世帯の60%超をカバーする自治体との連携が実現しました。昨年度から実施している実証事業において、利用者間のコミュニケーションの活発化が確認されたり、ご家族が高齢者の体調の異変に気づき、早期対応ができた事例が見られたりと、ココロもカラダもいつまでも元気で笑顔に満ちた暮らしに向けた取り組みの成果が現れ始めています。新たに5市町村に参画いただくことで、高齢者とご家族で地理的距離があるケースや過疎地域、山間部、離島など、様々な状況下での実証を新たに進め、高齢者はもちろん、離れて暮らすご家族がより安心できるような体制を構築してまいります。