【協定締結】那覇市「ITを活用した高齢者みまもり体制構築実証事業」の実施
「ITを活用した高齢者みまもり体制構築実証事業」の実施および協定の締結について
那覇市(市長:城間幹子)と株式会社おきでんCplusC(代表取締役社長:仲程拓、以下CplusC)は、高齢化の進展に伴う、自治体における高齢者みまもり等に係る業務負担の増加や、高齢者のみまもりを行うご家族の時間的・経済的負担の増加という社会課題を解決し、高齢者がいつまでも元気で笑顔に満ちた暮らしができる社会の構築を目指して、緊密に連携・協力して実証事業を実施することとし、この度、協定を締結いたしました。
急速な高齢化と若年労働力の不足が社会課題となる中、沖縄県内においては、単身高齢世帯の増加が全国平均を上回り、離れて暮らすご家族の懸念と地域支援の負担が増加しております。
那覇市では、令和4年度から、CplusCの提案する「新しいみまもり」を活用して、高齢者がいつまでも住み慣れた家庭、地域で安心して生活を送れるよう、“地域全体の高齢者を常にみまもる”体制の構築を目指します。
長期化するコロナ禍において、感染拡大防止対策を図りつつ、地域で気になる単身高齢者をどのような形で見守っていくかという課題が浮き彫りになってきました。この実証事業をとおして、那覇市福祉部・デジタル化推進室・消防局およびCplusCが協働・連携し、ITを活用した「新しいみまもり」体制における、情報連携・伝達・訪問駆け付け等の仕組みの有効性を確認します。
1世帯あたり数個のWi-Fiセンサーを設置し、みまもり対象者は普段通りに生活しているだけで、みまもる側はタブレットやスマートフォンを通じて、屋内における24時間365日の活動状況・睡眠の質等を確認することが可能になります。Wi-Fiセンシングは体で感じることのない電波の反射波を活用するため、カメラやマイクの設置やウェアラブルデバイスの着用は不要で、プライバシーの侵害や機器を装着する煩わしさ、機器への不正アクセス等のセキュリティリスクが回避され、安心してご利用いただけます。
昨年から実施している実証事業において、利用者間のコミュニケーション頻度が活発化したことが確認されており、「新しいみまもり」を通じて離れて暮らす大切な人どうしが繋がることで、コミュニケーションを促進し、ココロもカラダもいつまでも元気で笑顔に満ちた暮らしが続けられるよう、今回の実証事業の中で更に検証を進めて参ります。
また、今回の実証事業の実施による行政側のメリットとしては、①センサーとAIの活用による情報収集・状況把握に係る人的負担の削減、②一斉通知(家族・地域・行政)による情報共有の効率化、③情報の一括管理による人的な情報伝達ミスの削減等が見込まれます。
4月以降、那覇市にお住まいの高齢者世帯約300世帯のご協力を頂いて、その後1年程度の実証事業を進めていく計画です。
【会社概要】
設立:2021年5月13日
所在地:沖縄県宜野湾市宇地泊558-18宜野湾ベイサイド情報センター4F
代表者:代表取締役社長仲程拓(なかほどひらく)
資本金:35百万円(資本準備金35百万円)
社員数:11人(2022年3月末現在)
事業内容:
- 通信ネットワーク及び電子技術を利用したみまもりサービス等を始めとするサービスの提供、データ提供・連携及び関連する機器等の販売、賃貸事業
- 通信ネットワーク及び電子技術を利用したコンピュータシステム、アプリケーションソフトウェア及びコンテンツの企画、開発、制作、保守、管理、運営業務
- 通信ネットワーク及び電子技術を利用したサービスモデルの販売、調査、各種コンサルティング事業等
【経営理念】
おきでんCplusCは、
ひととひととの結(つながり)を通じて
いつまでも元気で笑顔に満ちた暮らしづくりに貢献することで、お客さまに寄り添い、ココロのエネルギーをお届けします。